法人カードのキャッシングでATMから事業資金を調達したい

      2019/05/21


緊急に現金が必要になったときたよりになるのがクレジットカードのキャッシング。

海外でも現地の通貨調達は両替所よりATMの方がいい。

このように緊急時や海外での現金調達にキャッシングが便利なんですが使い道が事業目的の場合、個人カードを使ってしまうと税金の申告のとき困りませんか?
それなら法人口座が引き落とし先の法人カードを使えば経理処理もスッキリします。

問題は一般的に法人カードではキャッシング対応をしていないという事・・・でした、以前は。

最近のカード会社は起業する個人事業主の増加に対応出来るように変化してきています。

結論からいうと
個人事業主または法人経営者向けの法人カードでもキャッシングが出来る。

そうなんです。個人事業主または法人経営者個人にキャッシング出来る法人カードが出ています。

今回は法人カードのキャッシングについて調べて見ます
最後までよろしくどうぞ。

この記事でわかる事

●法人カードとは
●キャッシングとは
●なぜキャッシングが出来ない法人カードが多いのか
●キャッシングが出来るおすすめの法人カード

 

法人カードとは

法人カードのことをかるくおさらいしましょう。

法人カードは法人向けのクレジットカード。

と言ってもその名義は申し込み者の名義になっています。
カード会社は法人格と契約しているわけではなくて経営者個人と契約をしています。

なんの為に法人カードを作るのか見ていきましょう。

個人カードでは出来ない事

 

法人口座対応

法人カードではその引き落とし口座を法人口座に設定する事が出来ます。

クレジットカードを会社の経費支払いや仕入れ代金支払いに使う場合、当然その引き落とし口座は会社名義の法人口座にしないと経理的にややこしい事になってしまいます。

個人のクレジットカードでは名義人と引き落し口座の名義人は同じでなければいけませんので法人口座、屋号口座では使えません。
法人口座や屋号口座を使うには法人カードにしなければいけないのです。

社員に渡すクレジットカード、 ETCカード

クレジットカードが使える人はそのカードの名義人だけです。

●社員に経費支払いが出来るようにクレジットカードを持たせたい。
●そのカードの引き落とし先は会社の口座にしたい。

この要望を満たすには個人カードでは出来ません。

社員名義の個人向けクレジットカードを作らせてもその引き落とし先は会社の口座には出来ません。

法人カードならこれが出来るんです。
社員名義で引き落とし先は会社の口座になっている追加カードを複数枚発行出来ます。

ETCカードも同様で社員名義で引き落とし先は会社の口座になっているETCカードを複数枚発行出来るんです。

引き落とし先が会社の口座になっている自分名義のクレジットカードとETCカードがあれば経費支払い、高速料金支払いで社員さんが煩わされなくなりますね。現金の仮払い、領収書の清算なんて、もうひと昔前の話です。

キャッシングについて

 

クレジットカードにはショッピングに使えるショッピング枠と無担保融資といって担保なしでお金が借りられるキャッシング枠というものが設定されています。

ショッピングで使用した金額とキャッシングで使用した金額の合計はカードの限度額を超えてはいけません。限度額を使い切った時点でカードは使えなくなります。

次の引き落とし日が来て清算されるまでカードは使えません。

大抵のクレジットカードはショッピング枠はカードの限度額まで。
キャッシング枠はカードの限度額の60%。
のようになっています。

本来はカードの限度額まで使えるショッピング枠ですがキャッシングを使うとその分だけ使える金額が減ってしまいます。

キャッシングの返済方

 

一括返済方式(一回払い)による返済

キャッシングで借りたお金を一括で返済する方法。

キャッシングの金利は年15〜18%程度で高金利です。
ですが翌月に一括で返済すれば金利は安く済みます。
(月に換算すると1.25〜1.5%程度)

リボルビング払い(リボ払い)による返済

リボ払いは毎月一定額を返済していく方法です。

毎月の負担は少ないので一見、楽そうに感じられますが返済が終わるまで時間がかかるのでそれだけ金利を払う事になります。

カード会社としては金利分で儲かるリボ払いをしてほしいと思っています。

法人カードでリボ払い出来るものは少ないです。

 

法人向けクレジットカードのキャッシングは一般的ではない

 

資金調達

会社経営のための資金調達としてのキャッシングは不利な点ばかりです。

銀行や公的融資なら年率10%未満で借りられます。

またノンバンクのビジネスローンや法人カードローンでは金利はキャッシングと変わりませんが融資限度額は500万円~1,000万円とかなり多いです。

資金調達のためにキャッシングを使うのは得策ではありません。

原則、法人に対してキャッシングはしない

キャッシング(無担保融資)は個人に対しての貸付です。
カード会社が審査をして返済能力に問題がないと判断した個人にたいして無担保でお金を貸す。
これがキャッシングなわけです。

倒産して消滅してしまう可能性のある法人格には原則としてキャッシングしません。
事業の資金として貸す場合、額も大きくなります。
業績の良くない会社だとそのまま貸し倒れになるリスクもあります。

お金を貸す相手としては不適当なのですね。

なぜ法人カードでキャッシングしたい?

キャッシングをしたいという事は仕事があまりうまくいってない可能性がありますよね。
法人で経営が安定していればそもそもキャッシング自体しないはずです。

個人カードではなく法人カードでキャッシングしたいわけは?

●単純に個人カードのキャッシング枠を使い切ってしまった。別カード会社の法人カードなら枠がまだある。
●法人口座を使いたい
経理的には会社の会計でキャッシングして返済した流れを記録しておきたい。

緊急時に使いたい

銀行からの借り入れではなくカードでキャッシングするのは緊急だから。
急な資金調達のとき、ATMで現金調達出来るキャッシング枠は必要なんです。

海外で使いたい

海外で現地の通貨を調達するには両替所よりATMの方が手数料が安いです。
海外での仕事の経費にキャッシングのお金を使えば借りたお金、残ったお金を計算すれば現地での経費がわかります。

帰国したらすぐに一括返済すれば安い金利で済みますね。

キャッシング利用ができるおすすめ法人カード

基本的には

  • 個人事業主向け法人カードはキャッシングOK
  • 法人経営者向け法人カードはキャッシングNG

となっています。

これは貸し倒れリスクの問題からきています。

個人事業主と法人経営者では事業規模の違いから抱えるリスクの大きさが違います。
多数の従業員を抱える法人の場合倒産したときの損害は大きい。
そのため貸し倒れリスクも大きい。カード会社としては無担保融資のキャッシングをしたくないのです。

個人事業主におすすめ オリコ EX Gold for Biz

オリコ EX Gold for Bizは2タイプあって

  • 個人事業主向けのタイプS キャッシングあり
  • 法人経営者向けのタイプM キャッシングなし

となっています。

ハッキリしてますね。個人事業主しかキャッシングでは貸さないよと言ってます。

カード詳細記事

 

法人経営者でもキャッシング出来る三井住友ビジネスカード for Owners

三井住友ビジネスカード for Ownersは法人経営者でもキャッシング出来る法人カードです。

このカードは珍しく分割・リボ払いも出来る法人カードです。
しかし高金利のキャッシングをリボ払いで返済するのはやめた方がいいのは言うまでもないでしょう。

普通に一括で短期間に返すのが賢い使い方ですね。

カード詳細記事

まとめ

法人カードのキャッシングは短期的な資金繰りの問題のためにサッと借りてサッと返す、という使い方が王道です。
銀行融資、ビジネスローンなどとは違う使い方をするものなのです。

基本的にキャッシング出来る法人カードはあまり多くありません。
緊急時に現金調達が出来るように今回紹介した法人カードをサブカードとして作っておいた方がいいかもしれません。


以上「法人カードのキャッシングでATMから事業資金を調達したい」という記事でした。
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