オリコビジネスカードGold徹底解説
2018/06/03
オリコビジネスカードGoldの注目ポイント
- 限度額1,000万円
- 追加カードは20枚まで(追加カード1枚につき1枚のETCカード)
- ビジネスサポートが充実している
- ポイントはつかない
オリコのビジネスカードといえばオリコ EX Gold for Bizが人気ですが、あくまでも個人事業主か小規模の会社用のカードです。
追加カードが3枚まで、限度額も300万円までとなっていて中規模の会社で使うにはスペック不足です。
その点、オリコビジネスカードGoldなら追加カードは20枚、限度額は最高で1,000万円までと中規模の会社でも十分のスペックを持っています。
中規模の会社でコスパのいい法人カードを探している方に向けてオリコビジネスカードGoldを解説していきます。
目次(見たいポイントに直行)
カード限度額は驚きの1,000万円
オリコビジネスカードGoldはショッピング枠の限度額が最高1,000万円となっています。
このカードは親カードと同じ機能を持った追加カードを20枚まで作れて社員に渡す事が出来ます。
注意してほしいのは全部のカードを合わせて一法人あたりの限度額が最高1,000万円という事です。
それぞれのカード一枚あたり1,000万円ではないので誤解しないでください。
このように法人カードは全部のカードを合わせた限度額になっているので余裕のある限度額の方が当然使い勝手はよくなります。
利用限度額、追加カードの年会費と枚数、ETCカードの発行枚数による比較
利用限度額 | 追加カードの 枚数・年会費 |
ETCカード | |
---|---|---|---|
JCBゴールド法人カード | 50万〜250万円 | 3,000円(税別) | 複数枚の発行OK |
JCB一般 法人カード |
30万〜100万円 | 1,250円(税別) | 複数枚の発行OK |
アメックス・ビジネスゴールド・カード | 会社ごとに設定 | 12,000円(税別) | 5枚まで |
アメックス・ビジネス・カード(グリーン) | 会社ごとに設定 | 6,000円(税別) | 5枚まで |
三井住友ビジネスゴールドカード | 原則20~300万円 | 2,000円(税別) | 制限無し |
三井住友ビジネスカード | 原則20~100万円 | 400円(税別) | 制限無し |
セゾンプラチナビジネス・アメックス | 会社ごとに設定 | 4枚まで 3,000円(税別) |
本カード、追加カード それぞれ最大5枚まで |
オリコビジネスカード Gold(ゴールド) |
最大1,000万円 | 20枚 1枚あたり2,000円(税別) |
20枚 |
三井住友ビジネスカードは追加カードの年会費が400円でリーズナブルでよさそうなのですが限度額は100万円です。
全部で20枚のカードを作った場合1枚あたりの限度額は5万円になってしまいます。
ビジネスで使うカードとしては不適当ですよね。ちょっとした出張2回で限度額に達しそうです。
オリコビジネスカードGoldなら限度額が最高1,000万円、追加カードは20枚まで作れる。
1枚あたりの限度額は50万です。ビジネスカードとして余裕を持った使い方が出来ますね。
利用可能額をカード利用者ごとに設定
オリコビジネスカードGoldは、親カードと同じ機能を持つ追加カードを役員や社員に渡すさい、カード利用者ごとに利用可能額を設定出来ます。
それぞれの役職に応じて利用可能額を決められるという事です。
部長のカードは限度額100万円、平の社員のカードは限度額50万円、というように個別の設定が出来るようになっています。
利用明細でそれぞれの利用者を管理
出張の旅費や宿泊費・交際費・消耗品などの経費の決済はできるかぎりカードにすれば現金のやりとりがなくなり経理事務を効率化する事が出来ます
しかし社員に追加カードを渡す利点は単純にキャッシュレスになるという事だけではありません。
利用明細でカード利用者ごとの利用がわかるので「誰がどこでいくら使ったか」が明確になり管理がスムーズになります。
ゴールドカードならではのビジネスサービス
空港ラウンジ
飛行機を使う出張が多い会社なら空港ラウンジが無料で使えるのは大きいメリットです。
国内主要空港と、ハワイ(ダニエル・K・イノウエ空港)、韓国(仁川空港)のラウンジが365日無料。
飛行機移動の多い社員をしっかりとサポート出来ます。
Mastercardビジネスアシスト
マスタカードがパートナーとして提携している13社が提供するサービスをビジネスアシスト特典で優待付き割引料金で利用出来ます。
DHLジャパン(株) |
国際エクスプレス輸送 国際輸送のスペシャリストによる貨物・書類の海外発送を、優待価格で利用可能。 ビジネス・アシスト特典 国際宅配便定価10%割引(輸出のみ)他 |
(株)クロスランゲージ |
365通訳 24時間365日電話を通して、どこからでも通訳をご利用いただけるサービス。 ビジネス・アシスト特典 通常価格から約33%割引 |
(株)リクルートライフスタイル |
じゃらんコーポレートサービス 宿泊コストを削減し、出張管理業務を効率化。国内出張が、もっと便利でスマートに。 ビジネス・アシスト特典 じゃらん限定ポイント1%を追加付与
|
このほか全部で13社のサービスが割引になります。
電子マネーMastercardコンタクトレス
このマークの店舗で使えるMastercardコンタクトレス
Mastercardコンタクトレスは他の電子マネーと同じように専用端末にかざして使えるものですが、前もってチャージする必要はありません。(ポストペイ型電子マネー)
クレジットの決済と同じように後日、口座からの引き落としになります。
国内ではMastercardコンタクトレスに対応している店舗はまだ少ないですが海外ならコンビニ・スーパー・レストランとほとんどの場所で使えるので海外出張が多い社員さんに使ってほしい機能です。
他のゴールドカードと比較した場合のデメリット
付帯保険
海外旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険 | ショッピングガード保険 | |
---|---|---|---|
JCBゴールド法人カード | 最高1億円 (一部利用付帯) |
最高5,000万円 (自動付帯) |
最高500万円 (国内/国外) |
JCB一般 法人カード |
最高3,000万円 (利用付帯) |
最高3,000万円 (利用付帯) |
最高100万円 (国外) |
アメックス・ビジネスゴールド・カード | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5,000万円 (利用付帯) |
最高500万円 (国内/国外) |
アメックス・ビジネス・カード(グリーン) | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5,000万円 (利用付帯) |
最高500万円 (国内/国外) |
三井住友ビジネスゴールドカード | 最高5,000万円 (利用付帯の場合) |
最高5,000万円 (利用付帯の場合) |
最高300万円 (国内・海外) |
三井住友ビジネスカード | 最高2,000万円 (利用付帯の場合) |
– | 最高100万円 (海外のみ) |
セゾンプラチナビジネス・アメックス | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5,000万円 (自動付帯) |
最高300万円 (国内/国外) |
オリコビジネスカード Gold(ゴールド) |
最高2,000万円 (自動付帯) |
最高1,000万円 (利用付帯) |
最高100万円 (国内/国外) |
自動付帯:カードを所有しているだけで受けられる
利用付帯:旅行の代金をカードで支払うと受けられる
オリコビジネスカードGoldの付帯保険
海外旅行傷害保険 最高2.000万円
国内旅行傷害保険 最高1.000万円
ショッピングガード保険 最高100万円
ほかのゴールドカードと比べると明らかに補償額は低いです。
ポイント制度
クレジットカードにポイントはつきものですが、オリコビジネスカードGoldはいくら使ってもポイントはつきません。
ビジネスで使うので利用額は当然高額になります。それにポイントがつかないのはち残念、あきらかなデメリットポイントです。
必要書類
オリコビジネスカードGoldを作るのに必要な書類は
- 登記事項証明書もしくは印鑑登録証明書
- 決算報告書(直近2期分)(総利用枠300万円超の場合)
- 法人代表者の本人確認必要書類
となっています。
総利用枠300万円超の場合だけですが、直近2期分の決算報告書が必要になります。
会社の業績によっては審査に通らない場合もありますね。
さらに直近2期分の決算報告書が必要となると設立したての会社では申し込めない可能性が高いです。
本人確認必要書類だけで作れるオリコ EX Gold for Bizと比べると審査は厳しいです。
オリコビジネスカードGoldまとめ
オリコビジネスカードGoldの1枚あたり2,000円という年会費の安さはとても重要です。
これは追加カードの年会費の額にも関係していて、オリコビジネスカードGoldは追加カードも年会費2,000円です。(ETCカードは無料)
社員にわたす追加カードを10枚以上作るとなると合計する追加カードの年会費も安い方がありがたい訳です。
もうひとつ、最高1,000万円という限度額も重要です。
JCB一般法人カードの限度額は100万円ですが、追加カードを10枚作ると一枚あたり10万円しか使えません。
ある程度の規模の会社の決済に使うカードとしては使いづらいですよね。
オリコビジネスカードGoldの1枚あたり2,000円という年会費の安さと最高1,000万円という限度額を考えると最高のコストパフォーマンスと言わざるをえません。
わたしのところも社員が増えたらこのカードを検討しようと思っています。
以上「オリコビジネスカードGold徹底解説」という記事でした。
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