審査も限度額もない新しい法人カードpaild、ユーザーが追加発行・停止・限度額の設定が可能

      2020/08/26


前々から話題になっていた審査も限度額もない法人カードpaildが8月24日正式にローンチされました。

社員に渡す会社のクレジットカードをpaildにするとかなりの事が出来るようになる。
ユーザー(経営者)が管理画面から社員用カードの発行・停止、限度額の設定、これらが出来てしまう。

これらのサービスが無料で使えるのでぜひ試してみたいと思いました。

法人カードの新しい形、paildを調べてみます。

paildの特徴

審査も限度額もない法人カード

法人カードといえば登記簿が必要だったり営業成績で審査に通らないなど簡単に手に入らないイメージがありました。

また起業したての会社なども審査が難しいという面もあります。

さらにせっかく発行されても最初は限度額も低く抑えられていて使い勝手がいいとは言えません。

何人もの社員に渡して使う場合、すぐに限度額に達してしまいます。

しかし今回のpaildは審査もなければ限度額もありません。

審査なしデポジット型の法人カードは従来からあった

審査のない法人カードと言えばSBSカードのようにデポジット型の法人カードなら従来からありました。
デポジット(保証金)を預け入れて利用出来るクレジットカードでした。

審査なしで作れるのですが利用額はデポジット(保証金)の額によって決まります。
利用料金は後払い式で引き落としになるので従来のクレジットカードの方式と同じです。

paildははこれとは違いプリペイド式です。

プリペイド式

プリペイド式といってもSuicaのようにカードにチャージするわけではなくデビットカードのように口座に紐づいている。

事前に口座へ入金したものが引落しされる

カードブランドがVISAであればVISA加盟店でクレジットカードと同じ使い方が出来て利用した金額が同時に口座から引き落としされる。
ここまではデビットカードと同じにみえる。

追加カードの発行・停止などをユーザーが管理画面から操作出来る

デビットカードとの一番大きな違いはカード契約者がネット上の管理画面の操作で社員用の追加カードが何枚でも発行出来ること。
さらにそれらの追加カードの停止・利用限度額も管理画面から設定出来る。
必要なときに発行して不要になれば即座に停止出来る。

社員に渡すクレジットカードを自由にコントロール出来るわけだ。

現物としてのカードだけではなくバーチャルカードの発行も可能

バーチャルカード

現物であるプラスチックカードだけでなくネット上で使えるバーチャルカードが発行出来る。

バーチャルカードを発行後、即座にネットショップなどでの利用が可能。

社員からリクエストがあればバーチャルカードを発行、社員はすぐに使い始められる。

ネットでの決済専門なら現物のプラスチックカードは必要ないわけです。

渡された方の社員からするとクレジットカードと同じ使い方が出来る

現物のカードなら店舗での利用が出来るし、バーチャルカードだけでもネットショッピングなら問題ない。

渡された社員はプリペイド式を意識せずに普通のクレジットカードとして使用することが出来る。

さらに紛失・盗難があった場合、即座にユーザーが停止措置をする事が出来る。

カード会社に連絡、カードの停止、という手順を踏む必要がないわけです。

カードごとに明細が出る

発行したカードごとに明細が出ます。

クライアンごとにカードを作成しておけばどのクライアントにどれだけの支払いがあるのかが一目瞭然。

その明細も管理画面から細かいチェックが出来るようになっている。

利用料は無料

これだけの自由度があるサービスだが初期費用・システム利用料は無料。

プラスチックカードの発行手数料も2020年12月末までは無料だ。

それ以降は1枚580円がかかる。

バーチャルカードの発行については2021年1月以降も無料。

paildメリット

paildの特徴のほとんどがメリットと言えるでしょう

paildデメリット

口座に現金が豊富にないと使い勝手がいいとは言えない

クレジットカードのように「口座に現金がなくても1ヶ月、2ヶ月後の引き落とし日までに調達する目処があれば使える」ものではなく前提として法人口座に現金がなくては使えない。

つまり資金繰りに余裕のある会社でないと使う意味はないと言える。

従来の法人カードとpaildを比較

従来の法人カード paild
申し込み手続きが煩雑、時間がかかる ネットからの申し込みで完結
発行から手元に届くまでに時間がかかる 管理画面で発行、すぐに使える
(バーチャルカード)
カード停止はカード会社に要請しなくてはいけない 管理画面から発行・停止が出来る
すぐに法人カードの利用限度額に達してしまう 会社の口座残高まで使える
社員用追加カードの枚数が限られている場合が多い 社員毎に何枚でもカードを発行出来る
法人代表者の信用情報が悪いと与信審査に通らない 与信審査は無し

 

まとめ

銀行口座から引き落とされるプリペイド式カードならデビットカードと同じというイメージが最初はありました。

でもpaildはまったくデビットカードとは違います。

「ユーザーが自由に追加カードを発行・停止、そして利用額を設定出来る」注目すべきはこの部分です。

ぜひ使ってみたいと思いました。


以上「審査も限度額もない新しい法人カードpaild、ユーザーが追加発行・停止・限度額の設定が可能」という記事でした。
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