開業届のメリットは青色申告と屋号の銀行口座?

      2019/05/21

ビジネスイメージ01

実は私も個人事業主なんですが開業届を出していません。
しかし個人事業主として毎年確定申告をしていますから税務署からしたら個人事業主なのでしょう。

まあこのままでも、いいっちゃ、いいのでですが、そろそろ体裁を整えてもいいかなと思います。
青色申告をしたり、銀行に屋号で口座を作ったりするにはこの開業届は必要なんです。

私と同じように、開業届を出さずに個人事業主をしているあなた。

今回、開業届についてサクっっと調べちゃうので一緒に届け出てみませんか。

どうしても面倒クサイな〜というあなたには簡単に開業届が出せる方法も紹介します。

開業届とは

新しく事業を始めた人は原則として事業開始日から一ヶ月以内に開業届を出すことになっています。

正式には「個人事業の開業・廃棄等届出書」というものを出すので開業時だけではなく、廃業時にも届け出るというものです。

ただ開業届を出さなかったからといって何か罰則があるわけではありません。

確定申告をしている時点で税務署からは個人事業主として見られています。

わたしも十年以上、開業届なしで個人事業主として確定申告をしてきていますがなんら問題はありませんよ。

なんのために必要?

じゃあ、なんのために必要かと言われると、

  • 公に個人事業主として宣言する
  • 青色申告をするため
  • 屋号で銀行口座を作る

この3点でしょう。

公に個人事業主として宣言する

屋号を考えて名刺をつくったり、事業を始めましたというお知らせを出したりするのは公に個人事業主として宣言することになりますね。

それに対して開業届を出すのは自分に対して宣言するようなもんです。
だって税務署的には確定申告をしていれば個人事業主なわけですから。

これは自分の気持ちの問題でしょうね。実際に開業届を出しているかは税務署以外の世間ではわかりません。

すでに書きましたが、開業届を出さなくても罰則はありませんし、そもそも確定申告さえしていれば税務署からも個人事業主として認識はされています。

なので自分の気持ちの問題だと思うわけです。

ただし・・・・

青色申告をするため

青色申告をするには開業届は必要になります。

個人事業主でもある程度の売り上げがある人は白色より青色申告にした方が税金を安く出来る場合があります。
青色申告の基本メリット

青色申告特別控除最大65万円で節税できる
少額減価償却資産30万円で節税できる
所得拡大税制など青色申告者が使える税額控除で節税できる

この青色申告の申請をするには「開業届を出している事が必要」とされています。

ただ、開業届けを出さないまま青色申告を何年もしている人がいる事も事実なんですね。

税務署によっては開業届けを出さないまま青色申告した場合に開業届を提出を求める連絡がくる場合は確かにあります。

まあ、開業届を出して青色申告を申請するのが無難でしょうね。

所得税の青色申告承認申請手続|申告所得税関係|国税庁

屋号で銀行口座を作る

事業の振込先銀行口座が屋号になっていると社会的信用は増しますよね。

振込先は個人名より、「〇〇企画」やお店の名前などになっていた方がいいですよね。

屋号の名義で銀行口座を作る場合は開業届をしている事が条件です。

銀行の口座を適当な屋号を考えて作る事は出来ないんです。

〇〇という屋号で登録しているという開業届が必要です。

屋号付き口座を開設出来る主な銀行

・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・三井住友銀行
・りそな銀行
・ゆうちょ銀行
・楽天銀行
・ジャパンネット銀行

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この他には法人向けクレジットカードを作るときの審査で開業届があった方が有利になる場合もありますね。

開業届を出すとどうなる?

わたし わたし

開業届を出したことで変わることは?

税務署 税務署

特に変わることはありませんが事業主としての気持ちが引き締まるのでは?

そうです、税務署からすると開業届を出したからといって毎年白色申告をしている人が変わる事は特にはありません。

開業届を出す確かなメリットは青色申告が出来るようになること

でも今回調べていて思ったのは

わたし わたし

あれ!白色でやってたけど青色にすると結構税金が少なくなるなぁ。

という事です。

長年、開業届を出さずに白色申告でやっていましたが、青色にした方がいいかもと思いました。

 

必要書類

開業届には「個人事業の開業・廃棄等届出書」が必要になります。

入手方法

所轄の税務署に取りに行く
国税庁のホームページから用紙をダウンロード・印刷する

国税庁のホームページ

開業届届出用紙

書き方

・納税地
現住所または会社所在地。
自宅でサイト運営をやっているなら自宅住所になりますよ。

・職業
例:ネットでの小物販売。

・屋号
自分の好きな事業の名称をつける事が出来ます。
例:ペットの洋服屋さん

・届け出の区分
「開業」を選択して住所、氏名。

・所得の種類
「事業所得」を選択。

・開業・廃業日など
開業の日付は自分で決めた「事業開始」の日です。
ネットショップだったらサイトを立ち上げた日など。

・事業の概要
例:ぺっとの洋服の販売。その他は空白で大丈夫です。

書類は2通作成する
あとで必要になることもあるので、2通作成して1通は手元に残してください。
たとえば事業主として銀行口座を作る場合に必要になります。

書類に押すハンコは認印で大丈夫です。

 

開業届を出すタイミング

新規に事業を開始した人は原則として事業開始日から一ヶ月以内に開業届を出す」となっていますがあくまで原則であってこれ以外のタイミングで出したら罰則があるというような事はありません。

わたしみたいに何年も開業届なしでやってきている人も大勢いるわけですから。

書類の提出は管轄の税務署に出向いて提出、または税務署に郵送するやり方があります。

やっぱり面倒くさいな〜というあなたには「開業freee」

ここまで見てきて、やっぱり書類を取りに行ったり色々と面倒くさいわ〜と思ったあなたに、簡単に開業届が出来る方法を紹介します。

開業freee

開業freeeとは会計ソフトfreeeを販売しているfreee株式会社が提供しているwebサービス。

個人事業主になるための開業届の手続きがネット上で簡単に出来てしまうというもの。

会計ソフトfreeeの宣伝のために無料で使う事が出来ます。

画像引用元:https://www.freee.co.jp/kb/kb-kaigyou/basic-knowledge/

国税庁のホームページから用紙をダウンロードする必要はないんです。

開業freeeのネット上のフォームで必要事項を入力して、

画像引用元:https://www.freee.co.jp/kb/kb-kaigyou/basic-knowledge/

出来上がった書類をプリントアウト。

どの税務署へ持っていったらいいか地図付きで案内してくれる。

 

税務署に郵送する場合も、必要な情報はすべて用意してくれて、

画像引用元:https://www.freee.co.jp/kb/kb-kaigyou/basic-knowledge/

↑こういう宛先を封筒に貼り付ければ出来上がり。

 

まとめ

なんの為に開業届を出すか?と言われれば

  • 青色申告をして税金を安くするのに必要
  • 銀行で屋号付き口座を作るときに必要

実質ははこの2点でしょう。

開業freeeを利用すればごく簡単に書類作成は出来てしまうので、個人事業主はやっておくべきだなと思いました。


以上「開業届のメリットは青色申告と屋号の銀行口座?」という記事でした。
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